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国家公務員総合職を目指すにあたり、予備校や通信講座の利用を検討している方もいるのではないでしょうか。
国家公務員総合職の採用試験には、法律区分、経済区分、政治・国際・人文区分、人間科学区分、教養区分など、複数の試験区分があります。
予備校や通信講座によって対応する区分が異なるため、受講料や知名度だけで選ぶと、必要な試験対策が不足する可能性があります。
そこで本記事では、2027年受験向けの講座を中心に、クレアール、スタディング、アガルート、LEC、資格の大原、TAC、伊藤塾の7校を比較します。
それぞれの対応区分や講座内容を整理し、自分に合った予備校・通信講座の選び方を解説します。
- 国家公務員総合職の予備校・通信講座7校を比較
- 1.クレアール|人間科学区分と心理系公務員の併願を考える方へ
- 2.スタディング|教養区分の対策をオンラインで進めたい方へ
- 3.アガルート|法律区分・教養区分の対策を検討する方へ
- 4.LEC|法律・経済区分と教養区分の併願を考える方へ
- 5.資格の大原|法律・経済区分を通学・通信で学びたい方へ
- 6.TAC(Wセミナー)|複数の試験区分や併願を検討する方へ
- 7.伊藤塾|法律区分・教養区分の専願や併願を検討する方へ
- 試験区分別に見る予備校・通信講座の選び方
- 国家公務員総合職は独学でも目指せる?
- 講座選びでは官庁訪問対策も確認しよう
- 2027年受験者は講座の学習スケジュールにも注意
- 国家公務員総合職の予備校・通信講座に関するよくある質問
- まとめ|国家公務員総合職の講座は受験区分に合わせて比較しよう
国家公務員総合職の予備校・通信講座7校を比較
まずは、各校が提供する国家公務員総合職対策講座の主な対応区分を確認しましょう。
| 予備校・通信講座 | 主な対応区分 | 講座の特徴 |
|---|---|---|
| クレアール | 人間科学 | 心理系公務員との併願を想定した通信講座 |
| スタディング | 教養 | オンラインで学べる教養区分対策 |
| アガルート | 法律・教養 | 区分別の講座と併願向けカリキュラム |
| LEC | 法律・経済・教養など | 専門科目や国家一般職との併願対策 |
| 資格の大原 | 法律・経済 | 通学・通信を選べる総合職合格コース |
| TAC(Wセミナー) | 法律・経済・政治国際・教養など | 複数区分や併願に対応するコース |
| 伊藤塾 | 法律・教養・院卒行政(法律) | 専願・併願向けの講座 |
※2026年9月時点で確認した2027年向け講座を中心に整理しています。各校のすべてのコースを網羅したものではありません。
重要なのは、同じ国家公務員総合職対策でも、すべての講座が全試験区分に対応しているわけではないという点です。
まずは自分の受験区分を決め、その区分に必要な科目や試験対策が含まれている講座を比較しましょう。
1.クレアール|人間科学区分と心理系公務員の併願を考える方へ
クレアールでは、国家公務員総合職の人間科学区分などに対応する心理系公務員向け講座を提供しています。
心理学などの専門科目を学びながら、家庭裁判所調査官補や地方公務員の心理職などとの併願を想定した学習を進められる点が特徴です。
国家公務員総合職の人間科学区分を目指す方は、心理学の専門科目だけでなく、論文試験や人物試験への対応も確認する必要があります。
クレアールの講座を検討する場合は、受験予定の試験に対応するカリキュラムと、質問・添削・面接サポートの利用条件を確認しましょう。
クレアールを検討する際の注意点
今回紹介する心理系公務員向け講座は、人間科学区分などを対象としています。
法律区分や経済区分の専門科目を一通り学習する講座として紹介することはできません。
また、サポート内容や受講料はコース・申込時期によって異なる場合があります。
クレアールの公務員講座の詳しいカリキュラムや最新の受講料は、公式サイトで確認できます。
2.スタディング|教養区分の対策をオンラインで進めたい方へ
スタディングでは、国家公務員総合職の教養区分向け対策講座を提供しています。
教養区分では、基礎能力試験に加え、総合論文、企画提案、政策課題討議、人物試験などへの準備が必要です。
スタディングの国家総合職教養区分対策パックでは、これらの試験に対応する学習内容や官庁訪問対策が案内されています。
オンラインで学習を進められるため、大学の授業や仕事と並行して試験対策を進めたい方も検討できます。
スタディングを検討する際の注意点
教養区分向けの講座と、法律区分・経済区分向けの専門科目対策は異なります。
法律区分や経済区分を受験する場合は、必要な専門科目を別途学習できるか確認しましょう。
また、添削や質問などのサポートについては、申込予定のパックに含まれる内容を確認することが大切です。
スタディングの国家総合職教養区分対策パックを公式サイトで確認する
3.アガルート|法律区分・教養区分の対策を検討する方へ
アガルートでは、国家公務員総合職の法律区分と教養区分に対応する講座を案内しています。
それぞれの区分に対応するカリキュラムに加え、両区分の併願を想定した講座も比較できます。
法律区分では専門科目の学習が必要ですが、教養区分では総合論文や企画提案など、異なる形式の試験対策が求められます。
両区分を受験する予定がある場合は、重複する学習内容と追加で必要になる対策を整理しておきましょう。
アガルートを検討する際の注意点
法律区分と教養区分では必要な対策が異なるため、受験予定の区分に対応した講座を選ぶ必要があります。
また、単科講座を組み合わせる場合は、必要な科目をすべて受講できるか、総額がいくらになるかも確認しましょう。
4.LEC|法律・経済区分と教養区分の併願を考える方へ
LECでは、2027年合格目標の国家公務員総合職対策として、法律区分・教養区分の併願コースや、経済区分・教養区分の併願コースなどを提供しています。
これらのコースでは、専門科目から第2次試験までの対策に加え、官庁訪問に関する情報も提供しています。
また、国家公務員総合職と国家一般職の併願を想定したコースもあります。
LECを検討する際の注意点
LECには複数の国家公務員総合職対策コースがあります。
法律区分と経済区分では専門科目が異なるため、コース名と対象区分を確認しましょう。
また、政治・国際・人文区分についても、対応する区分やコースの対象範囲を確認する必要があります。
例えば、LECの「国総・国般7:3コース(政治国際)」は、政治・国際・人文区分Aに対応する一方、区分Bには対応していません。
5.資格の大原|法律・経済区分を通学・通信で学びたい方へ
資格の大原では、2027年度春受験向けに、国家総合職の法律区分と経済区分の合格コースを提供しています。
教室通学、映像通学、Web通信から学習スタイルを選べるため、通学して学びたい方と、自宅で学習を進めたい方の両方が検討できます。
法律区分の合格コースでは、科目対策や記述対策、模擬試験に加え、集団面接やグループワーク、プレゼンテーションを取り入れた政策研究・人物試験対策が案内されています。
また、政策研究ゼミや政策課題論文対策の単科講座も用意されています。
大原の2027年向け講座の受講料
2026年9月時点で公式サイトに掲載されている一般価格は、次のとおりです。
| コース | 学習スタイル | 受講料(税込) |
|---|---|---|
| 法律区分合格コース | 教室・映像通学 | 548,000円 |
| 法律区分合格コース | Web通信 | 518,000円 |
| 経済区分合格コース | 教室・映像通学 | 476,000円 |
| 経済区分合格コース | Web通信 | 446,000円 |
申込時期やキャンペーンによって実際の支払額が異なる場合があるため、最新の受講料を確認しましょう。
6.TAC(Wセミナー)|複数の試験区分や併願を検討する方へ
TAC(Wセミナー)では、国家公務員総合職を目指す方向けに、試験区分や学習状況に応じたコースを提供しています。
法律区分、経済区分、政治・国際・人文区分、教養区分などに対応する講座があり、国家一般職や地方上級などとの併願を想定した講座も用意されています。
国家公務員総合職では、専門科目や記述試験の対策に加え、最終合格後の官庁訪問に向けた準備も重要です。
TACの講座を検討する場合は、志望する試験区分に対応する科目だけでなく、専門記述や人物試験、官庁訪問対策がどこまで含まれるかも確認しましょう。
TACを検討する際の注意点
TACには、総合職を中心に対策するコースと、ほかの公務員試験との併願を想定したコースがあります。
併願する試験によって必要な科目や学習量が異なるため、志望先を整理したうえでカリキュラムを比較しましょう。
また、2027年春の試験日程は前倒しされるため、講義の配信時期や教材の提供予定も確認しておく必要があります。
7.伊藤塾|法律区分・教養区分の専願や併願を検討する方へ
伊藤塾では、国家公務員総合職の法律区分と教養区分について、それぞれの区分を目指す専願コースや、両区分の併願コースを提供しています。
また、院卒者試験の行政区分(法律)に対応するコースもあります。
2027年合格・内定目標のコースには、法律区分専願本科生や教養区分専願本科生などがあり、受験区分に応じて選択できます。
伊藤塾の2027年向け講座の受講料
2026年9月時点で公式サイトに掲載されている一般受講料の例は、次のとおりです。
| コース | 受講料(税込) |
|---|---|
| 法律区分専願本科生・1年間プラン | 428,000円 |
| 教養区分専願本科生・1年間プラン | 368,000円 |
| 教養区分専願演習生・1年間プラン | 188,000円 |
| 院卒行政区分(法律)専願本科生 | 468,000円 |
塾生以外は、別途入塾料が必要になる場合があります。申込前に最新の料金と適用条件を確認してください。
伊藤塾を検討する際の注意点
専願コースと併願コースでは、学習する科目や対策の範囲が異なります。
法律区分と教養区分の両方を受験する予定がある場合は、併願に必要な対策が含まれているか確認しましょう。
また、すでに学習を進めている方は、基礎から学ぶ本科生だけでなく、演習中心の講座が自分の学習状況に合うかも比較できます。
試験区分別に見る予備校・通信講座の選び方
ここまで紹介した7校は、対応する試験区分や学習内容が異なります。
予備校・通信講座を比較する際は、自分が受験する区分を基準に、必要な対策が含まれているか確認しましょう。
法律区分を受験する場合
法律区分では、法律系の専門科目や記述試験への対策が必要です。
今回紹介したアガルート、LEC、大原、TAC、伊藤塾では、法律区分に対応する講座が案内されています。
教養区分との併願を考えている場合は、両区分に対応するコースも比較しましょう。
経済区分を受験する場合
経済区分では、経済学などの専門科目を学習する必要があります。
今回紹介したLEC、大原、TACでは、経済区分に対応する講座が案内されています。
経済学を初めて学ぶ方は、基礎講義の有無や演習の内容も確認すると、学習計画を立てやすくなります。
教養区分を受験する場合
教養区分では、基礎能力試験だけでなく、総合論文や企画提案、政策課題討議などへの準備が必要です。
今回紹介したスタディング、アガルート、LEC、TAC、伊藤塾では、教養区分に対応する講座が案内されています。
論文の添削や討議の演習など、独学では練習相手を確保しにくい対策についても比較しましょう。
政治・国際・人文区分を受験する場合
政治・国際・人文区分を受験する方は、対応する専門科目を確認しましょう。
今回紹介したLECやTACには、この分野に対応する講座があります。
ただし、政治・国際・人文区分には区分Aと区分Bがあり、すべての講座が両方に対応しているとは限りません。
例えば、LECの政治国際向け併願コースは区分Aを対象としており、区分Bには対応していません。
公務員試験 国家総合職・外務専門職|資格の予備校 LEC東京リーガルマインド
講座名だけで判断せず、自分が受験する区分の試験内容と照らし合わせて確認しましょう。
人間科学区分を受験する場合
人間科学区分では、心理学などの専門科目への対策が重要です。
クレアールでは、人間科学区分や家庭裁判所調査官補などとの併願を想定した心理系公務員向け講座を提供しています。
人間科学区分を目指す場合は、専門科目の範囲に加え、論文や人物試験への対応も確認しましょう。
国家公務員総合職は独学でも目指せる?
国家公務員総合職試験は、予備校や通信講座を利用しなくても受験できます。
大学で法律学や経済学などを学んでいる方は、その知識を活用して独学を進めることも考えられます。
一方、初めて学ぶ専門科目が多い場合や、論文の添削、政策課題討議、面接練習などを希望する場合は、予備校や通信講座の利用も選択肢になります。
予備校を利用するかどうかは、次の点を整理して考えましょう。
- 受験区分に必要な科目を自分で学習できるか
- 論文や記述試験の答案を添削してもらえる環境があるか
- 面接や政策課題討議の練習相手を確保できるか
- 大学の授業や仕事と両立できる学習時間があるか
- 受講料や追加教材の費用を負担できるか
すべての対策を一つの講座で行う必要はありません。
専門科目は独学で進め、論文や人物試験の対策だけ単科講座を利用する方法もあります。
国家公務員総合職試験の難易度や倍率については、国家公務員総合職の難易度は?倍率・合格率・試験区分を解説【2027年版】でも紹介しています。
講座選びでは官庁訪問対策も確認しよう
国家公務員総合職を目指す方は、筆記試験や人物試験の対策だけでなく、官庁訪問への準備も考えておく必要があります。
国家公務員総合職試験に最終合格しても、それだけで各府省への採用が決まるわけではありません。
採用を希望する府省の官庁訪問など、採用選考を受ける必要があります。
予備校や通信講座を比較する際は、官庁訪問に関する情報提供や面接対策などが含まれているか確認しましょう。
ただし、官庁訪問対策が含まれる場合でも、サポートの内容や利用条件は講座によって異なります。
官庁訪問の流れや予約方法、面接対策については、国家公務員総合職の官庁訪問とは?流れ・対策・日程を解説【2027年版】で詳しく紹介しています。
2027年受験者は講座の学習スケジュールにも注意
2027年春の国家公務員総合職試験は、前年より試験日程が前倒しされます。
そのため、2027年向けの講座を申し込む際は、講義の配信時期や教材の発送予定、模擬試験の実施時期などを確認する必要があります。
特に、これから学習を始める方は、受験日までに必要な講義や演習を終えられるか、具体的な学習計画を立てておきましょう。
最新の試験日程や受験資格については、人事院の国家公務員採用試験情報を確認してください。
国家公務員総合職の予備校・通信講座に関するよくある質問
Q.国家公務員総合職の予備校はいつから通うべきですか?
必要な学習期間は、受験区分や現在の学力、学習に使える時間によって異なります。
専門科目を初めて学ぶ場合は、科目数と試験日程を確認し、無理のない学習計画を立てることが大切です。
2027年春の試験を受ける方は、日程の前倒しにも注意しましょう。
Q.通信講座だけで国家公務員総合職を目指せますか?
通信講座を利用して試験対策を進めることは可能です。
ただし、受験区分によって必要な専門科目や試験内容が異なるため、希望する区分に対応した講座を選びましょう。
論文添削や面接練習など、講座に含まれない対策がある場合は、別途準備が必要です。
Q.国家公務員総合職と一般職の両方を目指せますか?
両方の採用試験を受験することは可能です。
LECやTACなどでは、国家公務員総合職と一般職の併願を想定した講座も案内されています。
ただし、受験する試験区分によって出題科目や試験内容が異なるため、併願先に必要な対策を確認しましょう。
Q.受講料が高い講座ほど合格しやすいですか?
受講料だけで合格の可能性を判断することはできません。
講座によって対象区分、講義数、教材、添削や面接サポートの内容が異なります。
受講料を比較する際は、自分に必要な対策が含まれているかを確認することが大切です。
Q.予備校に通えば官庁訪問も対策できますか?
官庁訪問対策を提供する講座もありますが、すべての講座に含まれているわけではありません。
官庁訪問に関する情報提供、面接指導、模擬面接など、具体的にどのようなサポートを受けられるか確認しましょう。
まとめ|国家公務員総合職の講座は受験区分に合わせて比較しよう
国家公務員総合職の予備校・通信講座を選ぶ際は、まず自分が受験する試験区分を確認しましょう。
今回紹介した7校は、それぞれ対応する区分や学習スタイル、サポート内容が異なります。
法律区分、経済区分、教養区分、人間科学区分など、必要な対策を整理したうえで、各校のカリキュラムを比較することが大切です。
また、国家公務員総合職では、採用試験の最終合格後も官庁訪問などの採用選考があります。
専門科目や論文試験だけでなく、人物試験や官庁訪問への準備も考慮しながら、自分の学習状況に合った講座を検討しましょう。
国家公務員総合職について詳しく知りたい方へ
- 国家公務員総合職(官僚)になるには?仕事内容・年収・試験内容を解説【2027年版】
- 国家公務員総合職の難易度は?倍率・合格率・試験区分を解説【2027年版】
- 国家公務員総合職の官庁訪問とは?流れ・対策・日程を解説【2027年版】
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